アオ畳表ってな〜に?

アオ畳表についてご紹介しますね!

 

アオ畳表は栽培い草です。

「七島藺」カヤツリグサ科の植物です。奄美七島 (トカラ列島)に群生していた事から「七島藺」と呼ばれる様になりました。七島藺で織り上げた畳表は琉球畳表、または青表とも呼ばれる様になりました。普通のい草は断面が丸く細いですが、七島藺は断面が三角形なのが特徴です。三角藺とも呼ばれる所以なんですね!栽培は重労働で、需要の減少も相まって沖縄では栽培されなくなり、現在では国産七島藺は大分県国東半島の安岐町・国東町でわずか数軒の農家さんとなりました。現在まで七島藺で織り上げた畳表を琉球畳表と呼び、琉球畳表で縫い上げた畳を琉球畳と呼んでいるんですね!

琉球畳表はその草の丈夫さから手織りで作られますが、大分の農家さんは高齢で機を操作出来なくなり動力織機で織っています。動力で織る為には草質を柔らかく育てなければならず、【強度】の視点から見ると昔ほどの丈夫さは期待出来なくなりました。大分県の七島藺は労力と後継者が途絶えようとしています。
そこで丈夫な七島藺を継承して行こうと、労力と後継者を大陸で台風のない四川省に求めたんです。栽培方法・製織技術・品質管理を長い時間と手間を惜しまず、根気良く伝えました。

私が目利きをし確信した上で、お客様にご提案しています。七島藺で織り上げた畳表丈夫求めるならば、四川省で作られたアオ畳表。国内産にこだわるならば、大分県で作られた琉球畳表(強度は下がります)と言う選択になりますね。

四川産のアオ畳表は頑畳表と同様に、一般家庭なら生涯一枚の畳表で済んでしまう可能性さえあります。

 

以上、アオ畳表をご紹介しました。。